フクロウの飼育の仕方
カフェなども出てきているほど人気が高まっているフクロウを自分の家でも飼ってみたいと考えている人は多いのではないでしょうか。お店ですごしているのだから自宅でもそれほど変わらずに飼う事が出来るのだろうと思うかもしれませんが、まだまだペットとして登場してきて歴史が浅い分だけ注意もたくさんあります。まず、フクロウ自体を飼うことは日本の法律でも許されていますが、売買などのやり取りに関しては何とワシントン条約が関係してきます。
そのため、日本産の場合は飼育ができず、海外からきちんと正しい手続きを経て輸入されてきた固体またはそれらを繁殖させた固体でないといけません。無許可の場合や、たまたま怪我をしたりするなどした固体を拾ったけれども日本産だと知らずにそのまま飼ったというときには処罰される事もあります。それに、基本的にペットフードはありませんし、肉食の猛禽類ですから肉をさばくなどして与えます。しつけも殆ど不可能と思っていいですから、フクロウ優先の生活を送ることを余儀なくされると考えておきましょう。映画やドラマなどで見てかわいいから飼ってみたいと思うのはいいですが、安易に考えずにきちんと環境を整えてから飼うようにしましょう。
フクロウの種類
フクロウには様々な種類が存在しますが、ペットとしての人気が高いのが中型のメンフクロウです。南北アメリカ大陸やアフリカ大陸など世界中に分布しており、面をつけたかのような白い顔が特徴です。カラフトフクロウは大型の種類で、特に顔が大きく聴力が優れています。
フクロウを飼う時の注意点
フクロウを飼う時の注意点は、ゲージで飼うならできるだけ大きめを用意しますが、閉じ込めたままではストレスが大きくなってしまいます。フクロウにストレスを与えないためには一部屋で放し飼いをおすすめします。掃除がしやすいようにフローリングの部屋がいいでしょう。餌についての注意点は、フクロウは肉食ですが、血抜きした肉屋の肉はいけません。ネズミやヒヨコ、虫などを食べますがペットショップや通信販売で冷凍物が手に入ります。
フクロウの基礎知識
フクロウは、鋭い爪と嘴をもち、獲物を捕食して生きる猛禽類の鳥です。寿命は健康であれば10~15年程度で、大型のフクロウだともっと長生きすることもあります。夜行性のため昼間は木の上でじっととまって休んでいることが多いですが、夜になると活発になり、ノネズミやミミズ、もぐらを捕食します。フクロウはペットとして飼うこともできますが、犬や猫と違ってなつきにくく、餌も生の肉が必要であったりと、一筋縄ではいきません。飼う時は基礎知識をきちんと身につけ、覚悟をもって飼ってあげることが大切です。また、病気にかかっても受診できる病院が少ないため、基礎知識だけでなく、病院や周辺環境もよく整えておくようにしましょう。